コーヒーではだめなんですか/其の十七 「和束茶」
2017年6月初旬に宇治市の隣町、和束町(わづかちょう)に行ってきました。
 日本経済新聞の一面に大きく茶畑の写真が載っていて、
      あまりに綺麗だったのでぜひ行ってみたいと思ったのです。
      和束町の茶は、宇治茶のブランド名で出荷されます。
      宇治茶=和束茶と言っても過言ではありません。 
 山の斜面に見事に茶畑が連なっています。この景観がインスタ映えしたのでしょうか。
      ヨーロッパ、米国の人が多く訪れます。
      宇治茶というブランド名ではなく「本物」を海外ではきちんと評価し、
      日本の文化を少しでも知りたい・味わいたい・楽しみたいと思っているようです。 
日本人が日本の文化をきちんと海外の人へ伝えたいと星野リゾートではおもてなしの旅館を建設する予定です。
(代表取締役 増田 敏政)
 
      社員とお茶を楽しむ増田社長 
コーヒーではだめなんですか/其の十六 「涙もろくなります」
母が亡くなってから早いもので一年が経ちます
 「きのう 誰が来たか分からないんだよ」
      「今日 朝 何食べたかな」
      「お前の子供は陵広、淳広だよね」
      「何でこんなに馬鹿になっちゃったんだろう」
      「母さん何歳になるんだい」
      「お金を銀行から下ろしておいてくれるかい」
      「冷蔵庫に何も食べる物が入っていないよ」 
毎日毎日同じ質問だった
 「今日は泊まってくれるのかい」
      「体大事にしなさい」
      「お酒はあまり飲んじゃだめだよ」
      「会社の方は大丈夫かい」 
思い出すと歳の所為か涙もろくなります
(代表取締役 増田 敏政)
 
 
コーヒーではだめなんですか/其の十五 「私のピークは70代」
ピュリツァー賞を受賞したジャレド・ダイアモンド(生物地理学者)が言った言葉です。
 人生 100年時代 定年後どう生きていくのか
      「年金生活で趣味を楽しむよ」
      「行けなかった海外旅行に行くよ」
      「少し位働いてお小遣いでも稼ぐか」 
 人 其其 価値観が違うので生き方が変わります。
      今まで働くことで社会的使命を果たしてきたものが定年を迎えることで
      「さぁどうする」の問いに回答しなければなりません。 
 女性は地域社会で、しっかりとコミュニケーションを作っているので
      男性のように職場を離れても新たに人間関係を築く必要がありません。 
 現在63歳の私も、今任期中の公的な役職は今期で全て退任し、学び直しをしようと思っています。
      「私のピークは70代です」と言えるように人生の再構築です。 
(代表取締役 増田 敏政)
 
 
コーヒーではだめなんですか/其の十四 「本当の自分」
 「確か本を書いていませんか?」え、なんで知っているの?
      「私、読んで、まだ部屋に置いてあります。」 
 ある宴会の席で、初めて会ったコンパニオンの女性から言われてびっくりした。
      周りの人も「えーっ本を書いているんだ」と意外な顔をする。
      唯の飲んべいのオジサンがまさか本を書いているとは。 
 東日本大震災の翌年(2012年6月20日)に社内向けに出した本。
      自分のことを少しでも理解してもらおうと思って、思うがままに書き綴った本。
      跡見学園女子大学のSゼミ30人の学生から、感想文までいただいた。
      中学校の同級生からは「あのお前がまさかこんな本を書くとは」と言われ、出版記念パーティまでしてくれた。 
 自分のことを分かってもらう難しさ、何で分かってくれないんだろう。
      だが待てよ、言っていることとやっていることが違うぞ。いつも反省です。 
 出会ってから40年、結婚して36年、あなたは昔から言っても聞かないから。
      自分で自分のことを知っているつもりでも、意外と他人の目の方が正しいのかもしれません。 
(代表取締役 増田 敏政)
 
 
コーヒーではだめなんですか/其の十三 「性格は変えられないが、生き方は変えられる」
      スマホのアプリでいつも便利に使うものがある。電車に乗るときに使う「乗換案内」だ。
	  私は到着希望時刻を設定して検索する。
     
      まず最初に画面に表示されるのが、「早」「安」「楽」。
	  そして、所要時間・乗換回数・金額・経路・乗換駅・何番線から何番線へ・1本前に1本後、こんな行き方もあるのかといつも感心させられる。
	  早・安・楽、3拍子揃っているのがベスト。これ以上の選択肢はない。
	  目的地に早く、安く、乗換が少なく楽に行けるのが一番良いのに決まっている。
     
でも待てよ。自分の人生はどうなんだろう。
	  両親、学校、先生、クラブ、友人、会社、同僚、お客様、業者、病気、事故、結婚、子供。
	  私たちは、人其々いろいろな経由地があり、「早安楽」だけで決めて生きているわけではありません。
	 
	  一本後の電車であってもいいのではないでしょうか。
	  長い人生、人により価値観が違うのだから早く着いたかどうかなんて分からないし、関係ない。
	 
	 それよりも、楽しく、思いやりのある心をもった生き方を検索してみませんか。
	 それが幸せな人生の一番の近道かも知れません。
	 
(代表取締役 増田 敏政)






















